| 4. 特徴・機能4.1 特徴
 
形状作成、解析条件設定、メッシュ生成、解析、結果表示までを支援する統合CAE環境です。インタフェースエージェントというトレーナが解析実行の支援をします。四面体二次要素の全自動メッシュジェネレータを持っております。メッシュジェネレータは節点密度の制御が可能です。円柱、直方体などの基本形状の変形操作により種々の形状を作成することが可能です。日本語と英語の完全バイリンガルです。(但し、MSC.Mentat自体の操作画面はMeshmanの範囲外です。)MeshmanはMSC.Marc、MSC.Mentatとは別のプログラムですが、一緒に使用することを前提として設計されています。MSC.MarcとMSC.Mentatの起動はユーザの操作に基づきMeshmanを通じて行われます。 4.2 コンセプト
 
Meshmanは初めての人でも人の助けを借りずに、操作開始後30分程度で、簡単な形状でメッシュの粗いものなら解析結果表示まで完了できることを目指しています。エージェントは操作の代行はしません。あくまで操作方法をご指導するだけです。これは代行することによりユーザの当事者感覚が減少することを防止するためです。エージェントはユーザの識別を行います。これはユーザの過去の履歴と現在の状況に応じて支援内容を変化させるためです。 4.3 機能4.3.1全般
 
直方体、球、円柱、円筒、角柱、円錐、角錐、ドーナツ形(トーラス)、多面体の基本形状の集合演算、平行移動、回転、切断操作により種々の形状を作成することができます。MSC.Marcの解析とMSC.Mentatの表示支援は線形弾性応力解析と固有モード解析をサポートしています。作成した形状に対して、境界条件、材料定数、荷重、節点密度を設定することができます。その他解析に必要な条件をGUIにより設定することができます。形状モデルから解析条件付きの解析モデル(=メッシュ)を自動生成することができます。MSC.Marc専用の解析モデルです。MSC.Marcを起動して作成した解析モデルを実行することが出来ます。MSC.Marcの終了を検知し、成功したかどうかをユーザに伝えることができます。解析結果をMSC.Mentatで表示する方法をユーザに教えることができます。 4.3.2 インタフェースエージェントの機能
メッシュの顔を持つエージェントDuffyとDuffy Jr.が協力してユーザがMeshman及びMenatを操作する方法をご指導致します。エージェントは4つの機能を持っています。
 
Meshmanを使用した操作の流れの全体像を画像中心にユーザに示します。ユーザが解析タイプ、結果表示項目など簡単な質問に答えると、操作方法の手順を作成し、逐一示します。形状作成や解析でエラーが生じたときに、対処方法についてのヒントを過去のデータから探してユーザに示します!ユーザが困ったときに、必要と考えられるヘルプ情報を必要度順に並べてDuffy Jr.が示します。 4.3.3 MSC.Marcに関する支援
MSC.Marcの起動はMeshmanが提供するGUIで行うことが可能です。そのときのインプットファイル名は解析タイプ毎に固定したものを使用しており、エージェントが指定させて頂きます。MeshmanはMSC.Marc実行終了をユーザに告げます。また正常終了したかどうかを終了通知とともにユーザに知らせます。
 4.3.4 MSC.Mentatに関する支援
MSC.Mentatの起動はMeshmanが提供するGUIで行うことが可能です。そのときMSC.Mentatが読み込むポストファイル名はエージェントがご指示致しますのでユーザ側で入力して下さい。MSC.Mentatの操作は全てユーザに直接行って頂きますが、操作手順はあらかじめ回答して頂いた解析タイプと結果表示項目により、フローでご指導致します。
 4.3.5 DESIGNBASEファイルの扱い
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 1.はじめに
 2.制約
 3.インストール担当の方へ
 4.特徴・機能
 5.サポート窓口
 6.購入
 Appendix.1
 Appendix.2
 
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